ゲンバルジャー
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建設現場のサイネージCMSゲンバルジャーとは

公開日最終更新日

ゲンバルジャーは、ヤマト広告株式会社が運営する、建設現場に特化したクラウド型のデジタルサイネージ配信管理システム(CMS)です。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された技術で、登録番号はKT-220133-Aです。Webブラウザの管理画面から、朝礼看板や休憩所、仮囲いなどに設置した複数のモニターの表示内容を、本社や現場事務所からまとめて更新・管理できます。

以下、特徴と建設現場でできること、導入に必要なものと流れ、サポート体制の順にまとめました。デジタルサイネージのCMSそのものの仕組みはデジタルサイネージのCMSとはで取り上げています。

ゲンバルジャーとは

ゲンバルジャーは、建設現場でのデジタルサイネージ運用に必要な機能をまとめたクラウド型のCMSです。モニターにつないだ専用プレーヤーがインターネット経由で管理画面の設定を受け取り、指定した内容を指定した時間に表示します。USBメモリを差し替えに行く必要はなく、管理画面で保存してプレイヤーに送信すれば、離れた場所の画面にも反映されます。

用途は大きく分けて次の3つです。

  • 朝礼での情報共有: 当日の作業予定、危険箇所、工程表、天気などを全員で確認する
  • 日中の情報掲示板: 安全啓発、暑さ指数(WBGT)、休憩の案内、お知らせを常時表示する
  • 地域への情報発信: 仮囲いのモニターで工事予定や作業時間、通行規制を近隣に知らせる

NETISは、国土交通省が新しい技術の情報を共有・提供するためのデータベースです。ゲンバルジャーは登録技術(KT-220133-A)として掲載されています。工事での活用を検討する際の参考情報の一つとしてご利用ください。

現場の配置図をLEDビジョンに映して説明する朝礼

ゲンバルジャーの4つの特徴

特徴1:建設現場で使うアプリとテンプレートがそろっている

画面に配置できるアプリ(ウィジェット)として、現在の天気・1時間ごとの天気・週間天気、夏季のWBGT(暑さ指数)のリスクレベル表示、無災害日数を毎日自動でカウントアップする無災害記録表、竣工までの残り日数などを出せるカウントダウンタイマー、テロップで流せるお知らせ、当日の予定を一覧にする行事テーブル、QRコードなどが用意されています。

安全掲示・天候・作業予定を一画面にまとめた「現場用テンプレート」もあり、ここから自分の現場に合わせてカスタマイズできます(工事現場に合ったレイアウトはありますか?)。

特徴2:3ステップで配信でき、専門知識がいらない

配信の基本は「メディア登録→プレイリスト(スライドショー)作成→スケジュール設定」の3ステップです。画像や動画はドラッグ&ドロップでアップロードでき、レイアウトの分割や配置もマウス操作で行えます。登録できるのは、画像(JPEG/PNG)、動画(MP4)、PDF、Word・Excel・PowerPointといった現場でよく使うファイルや、WebページのURLです。

管理画面はWebブラウザで動くため、事務所のパソコンだけでなく、スマートフォンのブラウザからも操作できます。前日にスマートフォンで撮った写真を翌朝の朝礼で共有する、といった使い方もできます。

特徴3:複数の画面を1つのアカウントで集中管理できる

1つのアカウントで複数のモニターをまとめて管理し、画面ごとに異なる内容を表示する仕組みです。モニターに「朝礼広場」「休憩所」「仮囲い」や現場名などのタグを付けると、同じタグの画面にコンテンツやスケジュールを一括で適用できます。対応台数は1台から数千台までとされており、契約の途中で台数を増やすこともできます(使用台数を増やしたい)。

本社から全現場へ安全通達を一斉に流す、エリアごとに異なる注意事項を出す、といった運用を、本社・現場のどこからでも行えるのはそのためです。

特徴4:ネットが一時的に切れても再生を続ける

クラウド型のためインターネット接続が前提ですが、プレーヤーは最後に同期した内容を内部に保存しているので、回線が一時的に切れても表示が止まることはありません。新しい内容の反映や遠隔操作は復旧後になり、復旧すると自動で同期されます(ネットワークに接続されていないときの再生)。管理画面では、各プレイヤーがオフラインになっていないかを確認できます。

建設現場でできること

ゲンバルジャーの主な使い方を、場面ごとに表にしました。機能ごとの詳しい解説は建設現場向けサイネージCMSの主な機能、設置場所別の活用例は建設現場サイネージの設置場所別の活用方法をご覧ください。

場面できること
朝礼作業予定・図面・危険箇所の写真・天気を分割画面で表示、決まった時刻にラジオ体操の動画をスケジュール配信
日中の掲示工期・進捗・今週の作業内容の表示、行動目標や搬入予定のテロップ
休憩・熱中症対策休憩の開始・終了の表示、天気と暑さ指数の常時表示
目標の共有無災害記録表で無災害日数を自動カウント、竣工までのカウントダウン
仮囲い・近隣対応工事予定や作業時間の案内、問い合わせ先のQRコード、夜間の消音と電源オフ
緊急時即時配信(緊急配信)での表示の差し替え、緊急警報の表示
本社・管理タグでの一括配信、権限を分けるカスタムロール、再生レポートと監査ログでの記録確認

このほか、有償オプションとして、災害時に画面をL字に縮小して警報を自動表示する「Alertmarker+(アラートマーカープラス)」、地震・津波などの災害情報や運行情報といった有料コンテンツ、緊急地震速報との連携、希望地点の気象データや騒音・振動データを計測して表示する複合気象観測システム・騒音振動計オプションがあります。防災面での使い方は建設現場の防災と災害情報の伝え方で紹介しています。

事務所のパソコンからクラウド経由で朝礼用・仮囲い用のディスプレイへ情報を配信する活用イメージ図

導入に必要なものと導入の流れ

ゲンバルジャーは、再生専用の小型プレーヤーをモニターやテレビにHDMIでつないで使います。モニター単体や、テレビのUSB端子にUSBメモリを挿すだけでは使えません(テレビだけで利用できますか)。導入に必要なものは次のとおりです。

  • インターネット回線: 有線LAN、Wi-Fi、モバイル通信(4G/LTE)など、安定した通信環境
  • モニターまたはテレビ: HDMI端子付きのもの(業務用・家庭用どちらも可)。液晶はセットではないため別途用意します。見やすさの目安は32〜55インチで、縦置き表示にも対応します
  • プレーヤー: 専用プレイヤー(レンタル・購入はご相談に応じます)
  • 電源タップやHDMIケーブルなどの周辺機器
  • ゲンバルジャーのアカウント
  • 表示したい素材(画像・動画・文書ファイルなど)

4G回線のご用意(ポケットWi-Fiをご提案する場合があります)や、初期設定、現地での説明もご相談に応じます。料金が発生する場合があります。導入までの大まかな流れは次のとおりです。

  1. 資料やお問い合わせで、設置場所・画面の数・用途を相談する
  2. 設置場所の電源、回線、モニターを確認・準備する
  3. プレーヤーをモニターにHDMIでつなぎ、インターネットに接続する
  4. Webブラウザで管理画面にログインし、画像や動画を登録する
  5. プレイリストやレイアウトを作り、スケジュールを設定して、プレイヤーに送信する

設置に特別な知識は必要なく、HDMIケーブルと電源をつないで画面の案内に従うだけで設定できます(設置するのに専門知識は必要ですか?)。必要なものの詳細はゲンバルジャーを使うには何が必要ですか?にまとめています。

サポート体制

操作方法はマニュアルとよくある質問で確認できます。画面が映らない、表示が更新されないといったトラブルのときは、まず故障したときはどうすればいいですか?やモニターが映らない場合の対処法の確認手順をお試しください。

それでも解決しない場合や、導入・運用の相談は、電話(06-6195-8470、平日9:00〜18:00、土日祝休み)またはお問い合わせフォームで受け付けています。料金はお問い合わせフォームからご確認ください(ゲンバルジャーの金額について)。

よくある質問

モニターはどんなものが使えますか?

HDMI端子付きのディスプレイであれば、一般的なテレビ、業務用モニター、PCモニターなどが使えます。解像度はフルHDが標準で、4Kにも対応しています(どんなモニターが使えますか?)。

モニターはセットで付いてきますか?

付いていません。HDMI端子に対応したモニターやテレビを別途ご用意ください(本体にセットでついてくる液晶はありますか)。

画面に触って操作することはできますか?

ゲンバルジャーは情報を表示するための仕組みですが、タッチパネルで操作するコンテンツもご相談いただけます。ご希望の使い方をお問い合わせください(タッチ操作やインタラクティブな表示はできますか?)。

ゲンバルジャーの特徴と使える場面

ゲンバルジャーは、建設現場向けのアプリやテンプレート、3ステップの配信操作、複数画面の集中管理、回線が一時的に切れても再生を続ける仕組みを備えた、NETIS登録技術(KT-220133-A)のクラウド型サイネージCMSです。朝礼・日中の掲示・近隣への発信という建設現場の3つの場面で使えます。

特徴や必要な機器の詳しい内容は、資料ダウンロードでご覧いただけます。