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サイネージの配信方法3つの違いと選び方

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デジタルサイネージの配信方法は、USBメモリなどで再生する「スタンドアロン型」、社内のサーバーからLANで配信する「社内LAN型(オンプレミス)」、インターネット経由で配信する「クラウド型」の3つです。画面が1台で内容をほとんど変えないならUSB、社内ネットワークの中で完結させる必要があるなら社内LAN、複数の画面や現場を離れた場所から更新したいならクラウド型が向いています。現場ごとに場所が変わる建設現場では、回線を選べるクラウド型が使いやすい方法です。

3つの配信方法の概要

現場事務所の掲示板の中央に組み込んだLEDビジョン

スタンドアロン型(USBメモリ・SDカード)

USBメモリやSDカードに画像や動画を保存し、モニターや再生機に挿して再生する方法です。ネット回線が要らず、電源を入れれば再生が始まるため、機器が少なく、すぐに始められます。

一方で、内容を変えるたびにデータを作り直し、現地でメモリを差し替える必要があります。画面が複数あれば台数分の作業になり、時間帯で表示を切り替えたり、天気のように変わる情報を出したりするのは苦手です。

社内LAN型(オンプレミス)

自社で用意したサーバーに配信用のソフトを入れ、同じネットワーク内のプレーヤーへ配信する方法です。外部のインターネットを使わずに運用できるため、社内の規定でネットワークを閉じておきたい施設などで使われます。

ただし、サーバーの設置・保守を自社で行う必要があり、配信できるのもネットワークが届く範囲だけです。現場ごとに仮設事務所が変わる建設現場では、本社のネットワークと各現場をつなぐ設定が別途必要になることがあります。

クラウド型(インターネット経由)

インターネット上のサーバーで動くCMS(配信管理システム)を使い、ネット経由で各画面のプレーヤーへ配信する方法です。管理画面はWebブラウザで開けるため、事務所・本社・スマートフォンなど場所を選ばずに更新できます。

サーバーの保守はサービス提供側が行うため、利用者が用意するのは回線とプレーヤー、モニターです。その代わり、サービスの利用料が継続的にかかるのが一般的です。CMSの仕組みはデジタルサイネージのCMSとは?仕組みと役割で詳しく解説しています。

3つの配信方法の比較表

項目スタンドアロン型社内LAN型クラウド型
更新方法現地でメモリを差し替え社内ネットワーク内のパソコンからブラウザから(場所を問わない)
複数画面・複数現場1台ずつ作業ネットワーク内ならまとめて配信まとめて、または画面ごとに配信
時間帯の切り替え機種による(基本は繰り返し再生)ソフトによって可能スケジュールで自動切り替え
天気など変わる情報表示しにくい外部と接続しない場合は表示しにくいウィジェットで自動更新
必要な設備モニター、再生機、メモリサーバー、社内ネットワーク、プレーヤーネット回線、プレーヤー
保守ほぼ不要サーバーの保守を自社で行うサーバーの保守は提供側
費用の傾向初期・継続とも小さいサーバー構築の初期費用がかかりやすい継続的な利用料がかかる
回線が切れたとき影響なし社内ネットワーク次第製品による(保存済みの内容を再生する製品もある)

どの方法でもモニターと再生機器(プレーヤー)は必要です。再生機器の種類はSTBとは?サイネージ用プレーヤーの種類で比較しています。

建設現場での選び方

朝礼で掲示板の前に集まったフルハーネス姿の作業員

建設現場では、現場の規模、工期、画面の数、更新の頻度によって適した方法が変わります。代表的なケースを整理します。

1台だけで、内容をほとんど変えない

入口に会社紹介や安全標語の動画を流すだけ、といった使い方ならスタンドアロン型でも足ります。ただし、工程表や当日の注意事項など毎日変わる情報を出したくなった時点で、差し替えの手間が負担になります。

毎日の朝礼や工程の変更に合わせて更新したい

作業内容、KY活動の要点、工程表、図面などを朝礼前に差し替えるなら、事務所やスマートフォンから更新できるクラウド型が向いています。時間帯で表示を切り替えれば、朝礼後は安全掲示、休憩前は熱中症への注意喚起、と流れを自動化できます。

朝礼看板・詰所・仮囲いなど複数の画面がある

画面ごとに見る人が違う場合は、画面単位で内容を分けて配信できる方法を選びます。クラウド型なら、作業員向けの画面と近隣の方に向けた仮囲いの画面を、1つの管理画面で分けて管理できます。

本社から複数の現場をまとめて管理したい

現場ごとに仮設のネットワークが変わる建設現場では、社内LAN型で全現場をつなぐのは手間がかかります。回線(有線・Wi-Fi・モバイル回線)を現場ごとに選べるクラウド型なら、本社から全現場に同じ安全通知を出し、現場ごとの内容は各担当者が更新する、という分担がしやすくなります。どのような現場にCMSが合うかはCMSが向いている建設現場チェックリストで確かめてみてください。

クラウド配信の手順(ゲンバルジャーの3ステップ)

建設現場の朝礼看板の写真と「建設現場に特化したデジタルサイネージ用配信管理システム ゲンバルジャー」のロゴ

クラウド型の例として、ゲンバルジャーで配信するまでの流れは次のとおりです。準備として、専用プレーヤーをHDMIでモニターにつなぎ、インターネットに接続したうえで、Webブラウザから管理画面にログインします(はじめに何をすればいいですか?)。その後は次の3ステップで配信できます。

  1. メディア登録:管理画面の「メディア」に、画像(JPEG/PNG)、動画(MP4)、PDFなどをドラッグ&ドロップでアップロードします。YouTube動画やWebページはURLで登録できます。
  2. プレイリスト(スライドショー)作成:登録した素材を並べ、各素材の表示秒数を設定します。必要に応じてレイアウトで画面を分割し、天気、WBGT、お知らせ(テロップ)などのアプリを配置します。
  3. スケジュール設定:カレンダーで表示する日時と繰り返し(例:平日の月〜金)を設定し、保存後に「プレイヤーに送信」で各画面へ反映します。

例えば、朝礼用のプレイリストを平日の朝礼時間帯に、日中用のプレイリストをそれ以外の時間に割り当てておけば、毎日の切り替えに人の手は要りません。同じ内容を複数の画面に出すときは、モニタータグを付けてまとめて適用できます(同じコンテンツを複数のプレイヤーに一括で適用したいです。)。

反映までの時間は、画像やテキストなど少量のデータなら数分以内、大きな動画は10〜30分程度かかる場合があります(コンテンツの更新はどれくらい時間がかかりますか?)。急ぎで内容を差し替えたいときは、即時配信機能(緊急配信)の出番です。

よくある質問

クラウド型は回線が切れると画面が止まりますか?

製品によって異なります。ゲンバルジャーの場合は同期済みの内容をプレーヤー内に保存しているため、一時的に切れても最後に同期した内容が再生され続け、復旧後に自動で同期されます(プレイヤーがネットワークに接続されていないときでもコンテンツは再生されますか?)。

USBメモリで使っていた素材はそのまま使えますか?

ゲンバルジャーはUSBメモリからの自動再生には対応していませんが、手元のJPEG・PNG・MP4などのファイルを管理画面にアップロードすれば使えます(表示する画像や動画はどうやって用意すればいいですか?)。動画はMP4(H.264)、フルHD以下が推奨です。

建設現場で配信方法を選ぶ目安

サイネージの配信方法は、機器が少なく始めやすいスタンドアロン型、社内ネットワークで完結する社内LAN型、場所を選ばず更新できるクラウド型の3つです。画面の数・更新の頻度・管理する場所で選ぶのが要点で、毎日の掲示を複数の画面で扱う建設現場ではクラウド型が向いています。クラウド配信の利点と注意点は、サイネージCMSのメリット・デメリットにまとめています。

ゲンバルジャーの詳細は資料ダウンロードからご確認ください。