ゲンバルジャー
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建設現場の防災情報をサイネージで伝える

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建設現場の防災で情報伝達を強くするには、避難経路・集合場所・緊急連絡先を平時から常に見える場所に出しておき、地震・豪雨・台風のときに表示を切り替える手段と担当を前もって決めておくことが要点です。ゲンバルジャーでは、即時配信による手動の差し替え、緊急警報機能、有償オプションのAlertmarker+(L字表示)、有料の災害情報コンテンツや緊急地震速報との連携を、場面に応じて使い分けられます。サイネージは電源と通信が前提の仕組みなので、拡声器や無線などの従来の手段も残しておいてください。

災害時の建設現場で起きる「伝わらない」問題

建設現場は、作業場所が高所・地下・掘削内などに分かれ、重機の音で放送が聞き取りにくい環境です。大きな揺れや急な豪雨のとき、どこへ逃げるのか、どこに集まるのかを全員がすぐに判断できなければ、避難が遅れたり、点呼に時間がかかったりします。

また、協力会社が日々入れ替わる現場では、入場者教育で避難経路を聞いていても、工程の進み方に合わせて通路や仮設階段の位置が変わり、記憶と実際が食い違うことがあります。外国人材が働く現場では、日本語の放送だけでは指示が伝わりにくい場面もあるでしょう。

台風のように事前に接近が分かる災害でも、前日の資材の固定や作業中止の判断、翌朝の点検の段取りを全員に伝える必要があります。天候の変化から危険を先読みして朝礼で共有する手順は、天候と工程の変化から現場のリスクを先読みする方法の記事に詳しくまとめました。

災害の種類別に伝えたい情報

災害の種類によって、事前・発生時・発生後に伝えるべき情報は変わります。次の表を参考に、自分たちの現場で掲示する内容を整理しておくと、いざというときに表示を切り替えやすくなります。

災害平時・事前発生時・直前発生後
地震避難経路、集合場所、点呼の方法、AEDや消火器の位置作業を止めて身を守る、落下物から離れる、指示があるまで動かない集合場所への移動、点呼、余震への注意、作業再開前の点検
豪雨・雷天気の見通し、作業中止の判断基準、退避場所掘削内・法面・高所からの退避、重機や電動工具の停止浸水箇所や土砂の確認、再開の判断と連絡
台風前日の資材固定・養生、作業中止の予定現場への立ち入り制限、連絡体制足場・仮囲い・電気設備の点検、再開の連絡

作業中止や再開の判断基準は、元請の安全担当と協力会社で事前に決めておきます。掲示する文面は短くし、「どこへ」「何をする」が一目で分かるようにします。

平時から常設しておく掲示

災害への備えでまず大切なのは、平時から避難経路と集合場所を見慣れておくことです。朝礼広場や休憩所、詰所の画面に流すプレイリストに、避難経路図・集合場所・緊急連絡先・点呼の方法を入れておけば、毎日の休憩や朝礼のたびに自然と目に入ります。工程が進んで通路が変わっても、管理画面で画像を差し替えれば全画面に反映されるので、手間はかかりません。

ゲンバルジャーは一度同期した内容をプレイヤー内に保存しているため、回線が一時的に切れても、最後に同期した内容は再生され続けます(ネットワークに接続されていないときの再生について)。避難経路のように普段から流している掲示は、災害で通信が不安定になったときにも表示が続く可能性が高い情報です。ただし停電した場合は画面自体が消えるため、紙の避難経路図も併せて掲示しておきます。

自治体が公開しているハザードマップや避難所の案内ページがあれば、QR Codeアプリでそのページのコードを表示し、スマートフォンで確認できるようにしておく方法もあります。レイアウト内のテキストは多言語で入力できるので、避難の指示や集合場所を日本語と母国語で並べておくと安心です(英語やベトナム語など多言語対応はできますか?)。

災害時に表示を切り替える方法

災害が起きたとき、または接近しているときに画面を切り替える方法は、主に次の4つです。現場の規模や必要な情報に合わせて組み合わせます。

方法できること向いている場面
即時配信(緊急配信)担当者が管理画面から、流れている内容を手動で今すぐ差し替える現場独自の避難指示や作業中止の連絡
緊急警報機能地震・火災・気象・交通・インフラなど12種類の区分で緊急表示を出す決まった区分の緊急情報を目立たせたいとき
Alertmarker+(有償オプション)災害時に画面をL字に縮小して警報を自動表示し、平常時は全面表示に戻る通常の掲示を流しながら警報も出したいとき
有料の災害情報コンテンツ地震・津波などの災害情報、国民保護関連情報、避難所情報との連携などを表示公的な災害情報を画面に取り込みたいとき

即時配信で現場独自の指示を出す

即時配信機能を使うと、スケジュールで流れている内容を手動で差し替えられます(再生中の画面をその場で手動で切り替える機能はありますか)。管理画面はスマートフォンのブラウザからも操作できるので、事務所にいなくても問題ありません。あらかじめ「地震:その場で身を守る」「豪雨:掘削内から退避」「集合場所へ移動」などの画像を作っておけば、文字を入力する手間なく出せます。モニターにタグを付けておくと、エリアごとに違う指示を出すこともできます(同じコンテンツを複数のプレイヤーに一括で適用したいです。)。

緊急警報機能とAlertmarker+

緊急警報機能は、アカウント設定から利用する機能で、12種類の区分ごとに緊急表示を出せます。設定するときは、まずヤマト広告の担当者にご連絡ください。Alertmarker+は、ディスプレイとプレイヤーの間に設置するだけで既存の設備を活用できる有償オプションで、災害時は画面をL字に縮小して警報を表示します。通常の掲示を残したまま警報を重ねられるため、避難経路の画面を見せ続けたい場合にも向いています。

災害情報コンテンツと緊急地震速報との連携

有料コンテンツとして、地震・津波などの災害情報、国民保護関連情報、防犯や感染症などの生活安全情報、鉄道などの運行情報、避難所情報との連携が用意されています。地域単位・カテゴリ単位で、必要な地域の必要な情報だけを配信でき、緊急地震速報とも連携できます。現場の所在地や必要な情報によって構成が変わるため、詳しくはお問い合わせください。

現場カメラの映像やセンサーの値を表示する

河川の水位計や雨量計、現場カメラの映像などを画面に出したい場合は、接続する機器によります。機器側で映像や計測値を表示するWebページのURLを取得できれば、そのページを画面に表示できます。お使いの機器、またはこれから導入する機器の仕様を確認のうえ、ご相談ください。

近隣・通行人への案内

仮囲いに外向きの画面がある現場では、災害時に近隣の方や通行人への案内にも使えます。例えば、工事の中断や通行止め、迂回路の案内を出したり、自治体が指定する避難場所への案内やハザードマップのQRコードを表示したりといった使い方です。案内する内容は、自治体などが公表している情報に基づくものにとどめます。

台風の接近前には「本日は作業を中止しています」「資材の飛散防止を行っています」といったお知らせを出しておけば、近隣の方の不安も和らぐのではないでしょうか。平常時の仮囲いでの近隣向けのお知らせの作り方は、仮囲いサイネージの記事で紹介しています。

運用の注意点とチェックリスト

サイネージは電源とインターネット接続が前提です。停電時は表示できず、回線が切れている間は新しい内容を反映できません。拡声器、無線、サイレンなど、従来の伝達手段を併用する前提で計画します。そのうえで、次の項目を平時に確認しておきます。

  • 避難経路・集合場所・緊急連絡先を、常設の掲示としてプレイリストに入れているか
  • 工程の変化に合わせて、避難経路図を更新しているか
  • 災害の種類ごとの緊急表示用の画像を、事前に用意しているか
  • 即時配信で切り替える担当者と、不在時の代わりを決めているか
  • 避難訓練のときに、実際に画面を切り替えて手順を確かめているか
  • 紙の避難経路図や拡声器など、電源がなくても使える手段を用意しているか
  • 外国人材や新規入場者にも伝わる表示(多言語・図)になっているか

平時の掲示と災害時の切り替えを決めておく

建設現場の防災では、平時の常設掲示で避難経路と集合場所を見慣れておき、災害時は即時配信・緊急警報・Alertmarker+・災害情報コンテンツを使い分けて表示を切り替える、という2段構えで備えます。サイネージだけに頼らず、従来の手段と組み合わせて訓練しておくと、いざというときに迷わず動けます。機能や有償オプションの詳細は資料ダウンロードからご確認ください。