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工事現場のファンづくり|推し活に学ぶ

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推し活で人が応援を続けるのは、「変化があり、続きが気になり、自分も情報を追える」からです。工事現場でも、進捗の定点写真、今週の重機紹介、完成までのカウントダウンといった「続きを見たくなる」コンテンツを仮囲いに置き、QRコードでWebやSNSの詳しい情報へつなぐと、通りかかる人が工事の行方を楽しみにする「ファン」になってくれます。大切なのは、派手な演出よりも、決まったペースで更新を続けることです。

工事現場で「ファン」が生まれる3つの条件

工事は数か月から数年続き、毎日少しずつ姿を変えていきます。この「変化が続く」という性質は、実は応援したくなる対象の条件とよく似ています。仮囲いでファンをつくるときに意識したいのは、次の3つです。

  • 変化が見える:先週と今週の違いが、写真や図でひと目で分かる
  • 続きが気になる:「次は何ができるのか」「完成はいつか」という問いが画面にある
  • もっと知る手段がある:気になった人が、QRコードから詳しい情報や過去の記録を見られる

反対に、同じ画面が何週間も変わらなかったり、「今週の予定」が先週のままだったりすると、見る人はすぐに離れてしまいます。ファンづくりは、更新が止まらない仕組みを先に作ることから始まります。

続きを見たくなる仮囲いコンテンツ

地域の人に向けた仮囲いのコンテンツとして、取り組みやすいものを挙げます。すべてを用意する必要はなく、2〜3種類を決まったペースで回すだけでも十分です。

コンテンツ中身の例更新の目安ゲンバルジャーでの出し方
進捗の定点写真同じ位置・同じ角度から撮った現場の写真を並べる週1回画像をプレイリストに追加
今週の重機・今週の作業動いている重機の名前と役割、今週できあがる部分週1回画像やスライドを差し替え
完成までのカウントダウン「完成予定まであと〇日」の表示自動カウントダウンタイマーアプリ
工事の「今ここ」工事全体の流れと、現在の段階段階が変わるとき段階図の画像を差し替え
地域からの質問に答える寄せられた疑問とその答え随時画像、またはGoogle Sheetsの表を表示

定点写真は「同じ条件」で撮る

定点写真で変化を分かりやすく見せるには、撮影位置と角度、時間帯をそろえるのが基本です。仮囲いの内側に撮影位置の目印を決め、毎週同じ曜日の同じ時間帯にスマートフォンで撮影して、管理画面のメディアにアップロードします。先月の写真と今週の写真を左右に並べるレイアウトにすると、工事の進み具合がひと目で伝わります。撮影時は、作業員の顔や車両のナンバー、近隣の住宅が写り込んでいないか確認しましょう。

カウントダウンは「完成予定」として出す

カウントダウンタイマーアプリは、目標の日時までの残り時間を表示し、終了後に表示するテキストも設定できます。工期は天候などで変わることがあるため、「完成予定日」と明記し、工程が変わったら速やかに日付を直してください。上棟や足場の解体など、途中の節目までのカウントダウンを置くのも、続きを楽しみにしてもらう工夫になります。

QRコードでWeb・SNSへつなぐ設計

仮囲いの画面に載せられる情報には限りがあります。気になった人がもっと詳しく知れるよう、QRコードで自社サイトやSNSへつなぐ導線を用意しておくと、仮囲いの前を離れたあとも工事を追いかけてもらえます。

  1. リンク先を決める:自社サイトの現場紹介ページに、これまでの定点写真や工事の流れ、問い合わせ先をまとめるのが基本。SNSの公式アカウントを運用している場合はそちらも候補になる
  2. QRコードを表示する:ゲンバルジャーのQR Codeアプリは、URLからQRコードを作り、タイトルとサブタイトルを添えて表示できる
  3. 何が見られるかを書く:「これまでの工事の記録はこちら」のように、読み取った先に何があるかを一言添える
  4. 常に表示しておく:切り替わる画面に入れると読み取る前に消えてしまうので、画面の一角に常時表示するエリアを作る
  5. リンク切れを防ぐ:工事が終わってもリンク先のページが消えないよう、公開期間を社内で決めておく

SNSの投稿を直接画面に表示する方法もありますが、サービス側の埋め込み制限で表示できない場合があり、APIキーなどの設定が必要なこともあります(一部の外部アプリやSNSウィジェットがうまく表示されません)。確実に見せたい投稿は、画像にして表示するほうが安定します。

続けるための運用

ファンづくりで一番の敵は、更新が止まることです。次のような運用を決めておくと、担当者が忙しい週でも途切れにくくなります。

  • 撮影と差し替えの担当、曜日を決める(例えば、毎週月曜の朝礼後に定点写真を撮り、その日のうちに差し替える)
  • 管理画面はスマートフォンのブラウザからも操作できるので、撮影したその場で登録まで済ませる(スマホからでも操作できますか?)
  • 「今週の〇〇」のように日付に意味があるコンテンツは、各アプリの「Availability(可用性)」で表示期間を決め、古い情報が残らないようにする
  • 季節の行事や地域のイベントに合わせた画面は、スケジュールで表示期間を決めて自動で切り替える
  • 夜間・早朝は音量スケジュールや電源のオン・オフで、音と光を控える

なお、竣工時に工事の記録を振り返ったり、働いた人のためのアルバムを作ったりする取り組みは、現場内向けの内容として現場の記録と竣工時の振り返りの記事で紹介しています。この記事で扱う仮囲いのコンテンツは、あくまで地域の方に向けたものです。

気をつけたいこと

地域の人に楽しんでもらうコンテンツでも、工事現場の情報発信である以上、守るべき点があります。

  • 防犯:資材の搬入日時や、現場が無人になる時間帯など、悪用されるおそれのある情報は出さない
  • 肖像・個人情報:作業員を紹介する場合は本人の同意を得る。通行人や近隣の住宅が写り込んだ写真は使わない
  • 公開範囲:建物の詳細や完成予想図など、発注者が公開を望まない情報は出さない
  • 空気を読む:騒音や振動で近隣から苦情が出ている時期に、お祭りのような演出を前面に出すと反感を買うことがある。まずは作業時間や騒音の見通しなど、基本のお知らせを優先する
  • 著作権:音楽やイラストは使用許諾のあるものだけを使う(著作権のある画像や動画を使っても問題ありませんか)

基本のお知らせの載せ方は、仮囲いサイネージの近隣お知らせで詳しく紹介しています。

よくある質問

工期の短い現場でもファンづくりはできますか?

できます。数か月の工事でも、週1回の定点写真と完成までのカウントダウンを置くだけで、通りかかる人が変化を楽しみにしてくれます。短い工期ほど、最初に更新の担当と曜日を決めておいてください。

複数の現場で同じ取り組みをしたいのですが。

会社共通の画面構成や素材は、モニタータグを使って複数のプレイヤーに一括で適用できます(同じコンテンツを複数のプレイヤーに一括で適用したい)。定点写真やカウントダウンの日付など、現場ごとに違う部分だけを各現場で更新する運用にすると、手間を抑えられます。

更新が続く仮囲いが、ファンを育てる

工事現場のファンづくりは、変化が見える定点写真、続きが気になるカウントダウンや重機紹介、もっと知るためのQRコードという3つの要素を、決まったペースで更新し続けることが要点です。地域の学びにつなげる方法は工事現場を地域の学びの場にする方法もあわせてご覧ください。

カウントダウンタイマーやQR Codeアプリなど、ゲンバルジャーの機能は資料ダウンロードで確認できます。