ゲンバルジャー
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建設現場のイメージアップ広報の進め方

公開日

建設現場のイメージアップ広報で大切なのは、見た目を飾ることよりも、「安全への取り組み」「技術」「人」「地域への貢献」を事実にもとづいて継続的に見せることです。変わらない情報は仮囲いの装飾に、日々変わる情報はデジタルサイネージに任せると、少ない手間で発信を続けられます。始める前に、写る人の同意や個人情報、著作権の扱いを社内ルールとして決めておく必要があります。

「3K」のイメージが残りやすい理由

建設業には「きつい・汚い・危険」という古いイメージが今も残っています。その理由の一つは、工事中の現場が外から見えにくく、通りかかる人の目に入るのが「音」「車両の出入り」「通行の不便」といった負担の部分に偏りやすいことです。現場で行われている安全管理や技術の工夫、働く人の姿は、仮囲いの内側に隠れてしまいます。

人手不足や働き方改革が業界全体の課題になる中で、現場の実際の姿を外に伝えることは、地域の理解だけでなく、将来の担い手に仕事を知ってもらう機会にもなります。仮囲いは工事期間中ずっと地域の人の目に触れる場所なので、ここを情報発信に使わない手はありません。

発信する4つのテーマを決める

イメージアップ広報は「何となく良さそうなもの」を流すと続きません。まずは発信するテーマを4つ程度に絞り、それぞれで使う素材と、誰に見てほしいかを決めます。

テーマ発信の例素材の集め方主に見てほしい人
安全への取り組みKY活動や朝礼の様子、熱中症対策、無災害の継続日数朝礼時にスマートフォンで撮影近隣住民、発注者
技術工法や重機の紹介、工事の進み方施工計画の図、工程写真地域の子ども、学生
人職人・技術者の紹介、仕事へのこだわり本人の同意を得た取材求職者、地域住民
地域への貢献周辺清掃、通学時間帯の誘導、地域行事への協力活動時の記録写真近隣住民、自治会

技術を地域の学びにつなげる方法は工事現場を地域の学びの場にする方法、人を紹介するコンテンツの作り方は職人紹介コンテンツの作り方で詳しく紹介しています。

発信方針を1枚にまとめる

テーマが決まったら、「目的」「見てほしい人」「文章のトーン」「出さない情報」「更新の担当」を1枚の方針メモにまとめます。現場ごとに担当者が変わっても、方針メモがあれば発信の質がそろいます。根拠を示せない最上級の表現や、他社と比べる表現は避けるといったルールも、このメモに書き込んでおくとよいでしょう。

仮囲い装飾とサイネージを組み合わせる

仮囲いの装飾シートやパネルと、デジタルサイネージは得意なことが違います。両方を使う場合は、次のように役割を分けると無理がありません。

項目仮囲いの装飾(シート・パネル)デジタルサイネージ
向いている情報会社名、工事概要、完成予想図、会社のメッセージ今週の作業、進捗、お知らせ、季節の話題
更新基本的に工事期間中は変えない管理画面から随時差し替え
表現大きな絵柄で第一印象をつくる写真・動画・テロップで「今」を伝える
注意点景観や周辺の色合いとの調和夜間・早朝の光と音、古い情報の放置

装飾の中にモニターを組み込む場合は、装飾と画面の色やフォントをそろえると、全体が一つのデザインとして見えます。ゲンバルジャーにはカスタムフォントやブランドテンプレートの設定があり、Canvaで作ったデザインを表示するアプリも用意されています。会社のロゴや色を決めたテンプレートを本社で用意しておけば、各現場の作業は写真や文章の差し替えだけです。

画面の構成は、例えば「会社のメッセージとロゴ(常に表示)」「今月のテーマの写真(切り替え)」「お知らせのテロップ(下部)」の3つのエリアに分けるやり方があります。レイアウト機能で画面を分割しておけば、写真のエリアだけを入れ替えても、会社としての見せ方は崩れません。

発信を続けるための運用

広報は、始めることより続けることのほうが難しいものです。最初から完璧を目指さず、更新の回数と担当を決めて、仕組みで回すのが現実的です。

  1. 月間の発信カレンダーを作る。例えば、第1週は進捗、第2週は安全の取り組み、第3週は人の紹介、第4週は地域活動、というようにテーマを回す
  2. 写真は朝礼やKY活動のときにスマートフォンで撮り、管理画面のメディアにアップロードしておく。管理画面はスマートフォンのブラウザからも操作できる(スマホからでも操作できますか?)
  3. 会社共通の発信(会社紹介や安全方針など)は、モニタータグを使って複数現場の仮囲いに一括で配信する(同じコンテンツを複数のプレイヤーに一括で適用したい)
  4. 現場ごとの発信は現場担当が作り、カスタムロールで「公開できない」権限にしておいて、広報担当や所長が確認してから公開する(複数人で同時に同じ画面編集ができますか?)
  5. スケジュールで表示期間と時間帯を決め、季節の話題やイベントの告知が終わったら自動で切り替わるようにする

再生レポートを有効にすると、どのコンテンツをいつ再生したかを記録し、期間を選んでCSVで出力できます。発注者への報告や、社内での振り返りに使えます。

なお、イメージアップは外向けの発信だけで完結するものではありません。仮囲いの外から見える資材置き場の整理整頓や、通行人へのあいさつも、同じくらい現場の印象を左右します。発信している内容と現場の実態がずれないことが、何よりの前提です。

注意点:肖像・個人情報・著作権

人や現場の様子を外に向けて発信する以上、権利と情報の扱いには注意が必要です。次の点を、発信前のチェックリストとして使ってください。

  • 顔が分かる写真や動画は、写っている本人の同意を得てから使う。協力会社の作業員は、所属会社の了承も得る
  • 名前を出す場合は、フルネームか名字だけかなど、表示の範囲を本人と決めておく
  • 通行人、近隣の住宅、車両のナンバーなど、関係のない人や物が写り込んでいないか確認する
  • 図面や建物の詳細、発注者に関する情報は、公開してよい範囲を発注者と確認する
  • 資材の搬入日時や現場が無人になる時間帯など、防犯上出さないほうがよい情報を載せていないか確認する
  • 音楽・イラスト・写真などの素材は、使用許諾を得たものだけを使う(著作権のある画像や動画を使っても問題ありませんか)
  • 掲出期間が終わった写真や、退職・異動した人の紹介を残していないか確認する

よくある質問

広報担当がいない会社でも続けられますか?

はい。本社でテンプレートと方針メモを用意し、現場は写真と短い文章を差し替えるだけにすると、現場の負担を小さくできます。ゲンバルジャーの操作はブラウザ上のマウス操作が中心で、メディア登録、プレイリスト作成、スケジュール設定の3ステップで配信できます。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録されている技術です(登録番号 KT-220133-A)。

仮囲いのモニターはどのくらいの大きさが必要ですか?

ゲンバルジャー自体にモニターのサイズ制限はなく、見やすさの目安は32〜55インチとされています(モニターのサイズに制限はありますか?)。道路の向こう側から見せたいなど、遠くからの視認性が必要な場合は、ヤマト広告のLEDビジョン「モニたろう」や屋外用液晶「モニすけ」も選択肢になります。

事実を、続けて見せることがイメージを変える

建設現場のイメージアップ広報は、安全・技術・人・地域貢献の4つのテーマを決め、仮囲いの装飾で第一印象をつくり、サイネージで日々の取り組みを伝える形が続けやすい方法です。発信前の権利と情報のチェックを習慣にすれば、安心して現場の姿を外に出せます。近隣へのお知らせの基本は仮囲いサイネージの近隣お知らせの記事もあわせてご覧ください。

ゲンバルジャーの詳しい機能は、資料ダウンロードで確認できます。